酒井若菜、膠原病で引退考えた
膠原病を患っている女優の酒井若菜(35)が8日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演し、一時は女優引退も考えたことを打ち明けた。
酒井はNHKの連続テレビ小説「マッサン」出演中に発症、台本で指示された動きも困難で、「このまま女優業をやっていくのは難しいんじゃないか」と引退を考えたという。
膠原病とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、酒井は19歳の時にその中の二つの疾患にかかったことがある。2年前の症状はリウマチで、治療を受けて今はほとんど痛みはないものの当時は「激痛ですね。指の骨の中に入れたドリルが回っているような痛み」と、耐えられない激痛に悩まされたという。
母親には明かさず過ごしたが、親交のある俳優の板尾創路に「親に心配かけてしまうかもしれないが、話すことも親孝行だよ」とアドバイスされ、打ち明けた。その電話では、2人で泣きながら会話を交わしたあと、母が「いつでも帰って来なさい。お母さんだって貯金あるんだよ」と受け入れてくれたという。
そして、やはり板尾のアドバイスで病名公表に踏み切ったが、公表後は、同じ病で苦しむ人たちに感謝され「良かった」と思うようになったという。
酒井は今年2月25日発売のエッセイ「酒井若菜と8人の男たち」の中で、昨年初めに体調を崩し、同2月に膠原病と診断されたことを明かした。