妻の小林麻央の乳がんが判明して１年８カ月、その秘密を抱えながら過ごしてきた市川海老蔵は９日、記者会見で麻央夫人への思いを切々と語り、「もう隠さなくてもいいとホッとした思いも」と話した。１年８カ月間、海老蔵は１日に３０回も更新するブログの中に、その秘めた思いを押し込めてきた。

　１年８カ月前というと２０１４年１０月に当たる。その頃のブログを見直すと、１０月２１日に、公演中の歌舞伎座を訪ねてきた麻央夫人と２人の時間を持ったことがつづられている。

　「今日はゆっくりふたりでお話ししてました。いつもは子供達が楽しく遊んでいるので中々話せない事とか　本当に支えられているのだなぁとつくづく感じます　私もまおに恩返ししなくてはと　沢山思うひと時を頂戴できて幸せです」

　既に人間ドックの結果が判明した後なのか、普段とは雰囲気の違う記述だった。

　その後も、麻央夫人はずっと入院していたわけではなく、折りに触れてブログに登場した。

　海老蔵が海外出張の機中にいる際は、「まおブログ」と題して麻央夫人が代打ちもしてきた。

　しかし今年３月上旬のニューヨーク公演の際は、「海老蔵さんのフライト中といえば　まおブログを期待される方も多いのではないでしょうか？今回は残念ながら登場ならず」と断ってスタッフが更新している。

　３月１５日には「まおのブームのロイヤルミルクティーもどき」と、紅茶にミルク、ハチミツを入れた飲み物を紹介。２７日には、麻央夫人が若いころ番組中で踊っているＶＴＲを子どもたちが見て「これを皆んなで踊ります」と、家庭の様子を伝えた。

　また、海老蔵が仕事で京都に滞在していた４月１８日には、ホテルのベッドで寝そべる写真を自撮りして「まおとれいかとかんげんをおもってます」とつづった。

　同１９日には「朝一のマオからの写真」として、髪の毛を三つ編みにした麗禾ちゃんの写真を掲載。５月２日に勸玄君が海老蔵と共に「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」出演を果たした際には、翌３日のブログで「まおの一押し写真らしいっす」と、父子が手をつないだ写真を掲載した。

　そして６月１日には、麻央夫人の「どうしても、辛いのたべたーい」というリクエストに応えて焼肉からお茶と渡り歩き「まおとデート嬉しいです」と２人の時間を楽しんだ様子を書き込んだ。