乳がんのために妻を２９歳の若さで亡くした読売テレビの清水健アナウンサー（４０）が９日、同局のニュース番組「かんさい情報ネットｔｅｎ．」において市川海老蔵の会見を取り上げ、「必ず希望はある」と麻央夫人の回復を信じるとともに、「そばで見守る家族もつらい」などと海老蔵の気持ちを代弁するかのように述べた。

　清水アナは２０１５年２月に妻の奈緒さんを乳がんで亡くした。まだ２９歳だった。長男が１４年に誕生したばかりだった。清水アナは今年３月に海老蔵をインタビュー。「彼女がいなかったら今の僕はいない」などと話す海老蔵の映像を再び放映した。

　清水アナは「お２人で色んなことを話し合った上での今日の会見と思います。僕はやっぱり病気というのは何なんだろう、何やねん、病気って思ってしまいます」と夫人を亡くした無念さを思い出すように強い口調で述べた。

　続けて、「でも、希望があるから闘ってらっしゃるんです。希望があるから今も抗がん剤治療を続けてらっしゃるんですね。家族皆で乗り越えられると僕は信じています」「必ず希望はあると思います。家族皆で乗り切って欲しい。心から思います」と病を克服することを願った。

　また、清水アナは家族の心境について、「仕事の時は忘れられる、そう言う方もいます。でも決してそんなことはなくて。離れれば離れるほどやっぱり不安なんですよ。心配なんですよ」と海老蔵の心理を代弁するかのように述べた。「一番つらいのは麻央さんご本人」とした上で、「抗がん剤治療はつらくて副作用がある。そばで見る家族も本当に…正直…つらいんです」と当時の気持ちが戻ってきたような表情で言葉を絞り出した。

　「みんなで病気をやっつけてほしいなと思います。皆で麻央さんを守って欲しい。信じています」と下を向くと２～３秒そのままの姿勢に。続いて舛添要一東京都知事のニュースに移った。