妻の小林麻央の乳がんが判明して１年８カ月、その秘密を抱えながら過ごしてきた市川海老蔵は９日、記者会見で麻央夫人への思いを切々と語り、「もう隠さなくてもいいとホッとした思いも」と話した。１年８カ月間、海老蔵は１日に３０回も更新するブログの中に、その秘めた思いを押し込めてきた。

　１年８カ月前というと２０１４年１０月に当たる。その頃のブログを見直すと、１０月２１日に、公演中の歌舞伎座を訪ねてきた麻央夫人と２人の時間を持ったことがつづられている。　「今日はゆっくりふたりでお話ししてました。いつもは子供達が楽しく遊んでいるので中々話せない事とか　本当に支えられているのだなぁとつくづく感じます　私もまおに恩返ししなくてはと　沢山思うひと時を頂戴できて幸せです」とつづった。

　その後も２０１４年１１月２６日のブログにはマスク姿の麻央夫人と２人で車に乗る写真をアップ。同日の別のブログでは「私も本年は様々な変化を受け入れる年でした　歌舞伎と家族。この二つのテーマが過去の私とは大きく違いました。感謝の多い３２９日…」と、家族に変化があったことを匂わせていた。

　翌２７日には、麻央夫人とカレーを食べに外出し、「今日は全てを忘れてマオとの時間を大切にしたいと思います」と、２人きりの大事な時間をかみしめる記述も。

　今年の１月１７日のブログでは、海老蔵と麻央と思われる手が握り合う写真をアップし、「今日は二人でお話しタイムです。早く寝ないと話せないのよね中々笑」と、２人きりの時間を心待ちにしている海老蔵の心境がつづられている。

　会見を終え、一夜明けた１０日のブログには、新宿のホテルに置かれた自身が一面の新聞各紙の写真をアップ。「すべてを受け止める。のですが、稀に現実逃避もしたくなる日もあるのかも」とつづり、入浴中の写真をアップ。また別のブログには、勸玄君の朝食風景もアップし、いつもと変わらない家族の風景を映し出していた。