優香を射止めた青木崇高の豪快伝説

 女優の優香(35)が、TBS系ドラマ「99・9-刑事専門弁護士-」などで注目を集める俳優・青木崇高(36)と結婚することを13日、発表した。吉日を選んで婚姻届を提出する。2人は既に同居しているが、妊娠はしていない。昨年10月末から京都で撮影が行われたNHKの木曜時代劇「ちかえもん」(今年1~3月放送)の衣装合わせで出会い、年が明けて交際をスタート。27日の優香の36歳の誕生日を前に結婚を発表した。

 優香が直筆コメントで青木を「生命力にあふれ、思いやりのある彼」と表現したが、インタビューやトーク、仕事ぶりから、実に的確な言葉であることが察せられる。事実、俳優仲間やスタッフから愛される男で信頼も厚い。5月20日に放送されたTBS系「A-Studio」では、若いころの破天荒なエピソードが明かされたが、どれも人間としての器の大きさが感じられるものだった。本人や友人、関係者の証言から“青木伝説”をひもといてみる。

 ◇NHKのドラマ「ちりとてちん」(07年10月~08年3月)にヒロインの夫役で出演したあと、「放浪癖があって」ブラジルをはじめ南米を一人旅した。その理由は「ブラジルは(日系)移民の歴史があって、(『ちりとてちん』を含めて)毎日NHKのドラマを見ている。その生の声を聞かなければならない」と思い立ったから。

 ◇「芝居をやりたくて東京へ出たわけではない。デザインをやりたかった。職業に縛られたくない。やりたいことをやりたいんです」。趣味の絵はブログでも披露している。文字、絵ともに個性的でファンも多い。

 ◇バックパッカーとして世界中を放浪。日本人を見つければ「お酒飲みませんか」と気軽に声をかける。今秋公開の映画「雨にゆれる女」の半野善弘監督とも02年、ヨーロッパを旅した時に、フランスのパリで出会い、東京・渋谷で再会。その後10年を経て再び東京で再会し、映画出演が決まった。

 ◇10年にNHK大河ドラマの「龍馬伝」に出演したあと「なんとなく面白そうだから」と思って太ってみた(約15キロ)。

 ◇11年5月に出演した映画「一命」でカンヌ映画祭に出席した際、留学していたニューヨークの高級店で何十万円もするスーツをあつらえたが、スペインのバス停に置き忘れた。「買ったこと自体を忘れよう」と、約15分かけて記憶を消去し、カンヌへ向かった(その後、再びNYに行き、同じ店で同じスーツを作り、驚かれた)。

 ◇番組のために笑福亭鶴瓶がインタビューした「龍馬伝」の大友大友啓史監督や西村武五郎助監督らは、「みんなが『あいつ結婚した方がいいよ』って言ってた」(鶴瓶の証言)

 ◇その西村助監督が結婚したころ、青木は彼女と別れたばかりで、青木は「別れた直後の方がいい芝居ができますね。私生活がボロボロの時の方が、それにしかすがりつけないので集中力がハンパじゃない。別れて良かったのかな、て」

 ◇鶴瓶が「結婚て、いいで」と勧めたことに対して「20歳ごろからバックパッカーやってて、こんなん彼女おったら絶対できひん。彼女がいたら近場の温泉に行く、みたいなことになってしまうかもしれない」と思っていた。

 しかし昨年、オーストラリアへ行って5大陸に足跡を残し、「それで、もう1人でやることはやったな、と思ったんですよね。この仕事で一応飯は食えてますし、好きな時に旅に行けるようになったし…ということを思えば、もう2人、というか自分1人じゃない状況、つまりパートナーということですけど、本当に欲しくなりましたね。で、知らない所に行きたいですね。結婚とか、2人での生活とか」と告白。

 鶴瓶は「すごい旅やで、結婚という旅は」と人生の先輩として深いアドバイスを送った。

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