尾木ママ「山の中に置き去りは虐待」

 教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏(69)が14日、自身のブログで改めて体罰反対を訴え、「もちろん山の中に置き去りお仕置きも虐待です」と自身の考えを再度示した。

 尾木ママは深夜番組で、視聴者の87%が体罰を容認していることに「正直ここまでひどいとは」と驚きを隠せない様子。その上で「親などの虐待によるわが子の命奪った事件の親たちは誰もが『愛のムチ』『躾のつもり』だったと供述していますよ」と苦言を呈した。さらに「山の中に置き去りお仕置きも虐待です。わが子への愛はもっと安全安心できる方法で愛を伝える努力したいと思います」とキッパリ。「言葉の力をもっと信じてくださいね 体罰依存性から脱出したいですね 体罰連鎖日本にしないために」と訴えた。

 小2男児“置き去り”の件で、尾木ママはブログで親を批判し、大炎上。「置き去りそのものが真実なのか」「疑いたくなってしまいます」などと親の説明を疑う発言を繰り返していたことに対し、5日のブログで「完全に行き過ぎ、失礼でした。これは率直にお詫びいたします!」と謝罪。批判コメントが2日で100万件を超えた一方で、バッシングに対しては「これまでの批判文言の厳しい表現部分だけ『つなぎ合わせ』てツィッターで広がったようです」と「つなぎあわせ」による誤解だと釈明している。

 だが尾木ママはそれらの批判を受け止めた上で、改めて「『家庭内の愛のムチは許される』という考えは間違い」と記した。

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