桑田氏、清原氏に野球界に恩返しして…
元巨人の野球評論家、桑田真澄氏(48)が14日、「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)に出演し、大阪・PL学園の同級生で巨人でも一緒にプレーした、覚せい剤取締法違反の罪で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた清原和博氏(48)について語った。「彼らしい方法で野球界に恩返ししてほしいと思いますね」と何らかの形で野球界に貢献することを望んだ。
清原氏への思いを問われた桑田氏は「いろいろ言われているんですが、本当に一緒に戦った仲間、僕のかけがえのない友だと思う」と表現。「僕たち2人は高校1年生の時からプロ野球を引退する時まで、数々の試練とかプレシャーを味わってきた。彼も同じだけ味わったと思うんです。そのつらさはよく分かるんですけど、それに負けないで、また輝いた清原君を見てみたいなと思うんです」と語った。
「彼は彼なりに自分の信じた道を歩いてもらいたいと思うんですね」とした上で、清原氏の今後について、「僕たちは野球に育ててもらったので、野球に恩返ししないといけないと思うんです。誰よりも幸せを僕たちはいただいたので、恩返しを野球側にしていかないとといけない。その方法は(自分と)一緒でなくていいと思うので、彼らしい方法で野球界に恩返ししてもらいたいなと僕は思っています」と力説。何らかの形で野球に関わり、更生することを期待した。
清原氏が2月に逮捕された際には、桑田氏は自らの口で約3年前から絶縁状態であると明らかにしている。しかし、「彼に対して終始、変わらないのは、彼の存在、出会えたことに感謝しているということです」と自身の人生にとって清原氏の存在が大きかったことを強調した。「こんな体格的にも技術的にもすごい選手が同い年にいたのかと。どうしたらこの選手を打ち取れるのかな。そういうことを考えさせてもらってたんですね。彼に出会えなかったら今の僕はない。彼がどう言おうが、彼が僕のことを嫌いでもいいんです。僕は彼に出会えたことを感謝しています」と心境を明かした。