三倉茉奈 3度目の朝ドラはイビり役
今年10月スタートのNHK次期連続テレビ小説「べっぴんさん」の取材会が16日、現在スタジオ収録中の大阪市の同局で行われた。新しい出演者として、女優・三倉茉奈(30)が、ヒロイン・すみれ(芳根京子)につらくあたる従兄の妻として登場することが発表された。茉奈はヒロインの子供時代、ヒロインに続き、3度目の朝ドラ出演となる。
三倉は双子の妹・佳奈と2人で、96年「ふたりっ子」でヒロインの子供時代を演じ、08年「だんだん」で双子ヒロインを務め、今回は“イビリ役”。報道陣から「早くもイビリ役」と問われると、三倉は「『ふたりっ子』は10歳、『だんだん』が22歳で、またこうやって呼んでいただけるのは光栄です」と笑顔で語った。
ヒロインが戦時中に疎開する近江の父の実家で暮らす、従兄の妻役で、ヒロインを歓迎したいが自分たちの生活も苦しく、複雑な心境からヒロインに辛く当たる役柄となる。
「普通のいい子でなくて、少しイビる。それには理由があるという役だと聞いて『それはやりたい!』ということでお返事しました」と明かした。
「ここ数年、少しずつそういう、悪者の役もいただけるようになったのは役者としてうれしいですね。これをいかに楽しめるかです」。目標にする朝ドラのイビリ役を聞かれると「『ごちそうさん』のキムラ緑子さん。まねはできませんが、私なりの役を演じたいと思います」と語った。
ここで祖母役の中村玉緒が「午前中(の収録で)バチン!とやってましたで」と、三倉がヒロインを平手打ちするシーンの収録があったことをバラすと、三倉は「ビンタしました。気持ちよかったです」とおどけていた。
そのビンタを受けた芳根は「全然痛くなくて、大丈夫でした」と振り返っていた。
なおヒロインの疎開先の伯父役を本田博太郎、その妻を山村紅葉が演じることも発表された。