大渕愛子氏 産後のキャリア模索
昨年3月に俳優・金山一彦との間に第1子となる男児を出産した大渕愛子弁護士が、自身のブログで、出産後のキャリアについて「これまで通りにはいかないと実感」したことを明かした。その上で、「これまでと違う新しい働き方を模索することが大切かな」と前向きにつづった。
16日、「出産とキャリア」のタイトルでブログを更新。出産後、キャリアを重ねていけるのか、という問いに、「私は、正直、『これまで通り』にはいかないと実感しました」とコメント。「私も出産するまでは全く想像がつきませんでしたが、出産した後、徐々に現実に気付いていったように思います」と明かした。
出産前と産後では、認識が全く変わったというが、それは「苦しいものや辛いものではなく、寧ろ、母としての心境の変化の中で、働き方や働くことに対する考え方が、ごく自然に変わって行ったと感じています」という。
現実には、育児、家事などで「仕事量をセーブしたり、できない仕事が増えてきたりするという意味では、これまで通りにキャリアを重ねることはできません」としたものの、「それをネガティブなものと捉えずに、これまでと違う新しい働き方ができる!とプラスに考えています」とつづった。
また自分が子供を持ったことで、「子を持つ相談者の気持ちが痛いほどよく分かるようになりました」と発見もあった。弁護士という立場から「それは、私の仕事にとって、とてもプラスなことで、限られた仕事量の中でも、前とは、また質の違った、よい仕事ができると感じています」と力強く述べている。
大渕氏はまた、日本の男性社会の中では、出産でキャリアを諦める人は依然として多いという現実も認めながら「私も、『女に何ができる?』という目で見られたり、『ましてや子供がいたら、何もできないでしょ』と思われたりして、悔しい思いをすることがありますが」と自らの経験に照らし合わせて告白。それでも「難しい条件の中でも、自分のできることを探して、新しい働き方を模索していくことが大切なのかな…と思って」と前向きな気持ちでとらえていた。
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