心不全のため１４日に死去した女優の白川由美さん（享年７９）の通夜が１７日、都内でしめやかに営まれ、松嶋菜々子（４２）、菅野美穂（３８）、井上真央（２９）らが参列。村井國夫（７１）と音無美紀子（６６）夫婦は涙を流しながら故人をしのんだ。

　白川さんと音無は頌栄女子学院高校の先輩後輩。５月の同窓会で顔を合わせたときはいつもと変わらぬ元気な様子だったという。白川さんの同級生からは、白川さんが亡くなる２時間前に電話で話し、軽井沢に行く約束をしていたと聞かされたそうで、いまだ信じられぬ様子で「ウソだと思ってました。すごくショックです」と動揺を隠せなかった。

　白川さんは４年前に夫で俳優・二谷英明さんを亡くし、近年は娘で元女優の二谷友里恵さん夫妻と同居していた。１４日午後、家族での団らん中に急に倒れ、意識がなくなり、そのまま帰らぬ人となった。

　村井は「男前な女優さん。ガハハと笑ってね。何よりも明るくて」と白川さんについて語った。それを裏付けるように、音無は、かつて村井に不倫スキャンダル報道があったときに、白川さんが電話をくれたことを告白。音無が「（白川さんから）『遊ぼうが何しようが、そんな色っぽい男はいないんだから許してあげなさい』と言われました」と明かすと、村井は目頭を押さえながら「ありがとうございます」と涙声で感謝した。

　音無は１９７５年に村井と結婚。１０歳の時からの付き合いだった俳優の故・地井武男さんからは、艶福家の村井との結婚を反対された。地井さんが「認めない。村井だけはやめてくれ」と懇願したエピソードは有名。