１４日に心不全のため７９歳で亡くなった女優・白川由美さんの通夜が１７日、東京・広尾の祥雲寺でしめやかに営まれ、芸能関係者５００人以上が参列した。

　同じ芸能事務所に所属しドラマ「ＧＴＯ」「家政婦のミタ」などでの共演歴も多かった松嶋は涙で瞳をぬらして姿を見せた。親友のように、姉、母のように慕い、プライベートでも交流があった白川さんとは、最近も会ったばかりだった。突然の別れに憔悴（しょうすい）しきった様子で、１時間以上斎場にとどまった。帰り際に報道陣に問いかけられると、無言のまま立ち止まり、一礼して会場を後にした。

　白川さんは１４日午後、家族との団らん中、急に倒れ、そのまま意識が戻らず死去した。白川さんと頌栄女子学院高校の先輩後輩だった女優・音無美紀子は、５月の同窓会で顔を合わせたときはいつもと変わらぬ元気な様子だったことを明かした。亡くなる２時間前には白川さんが同級生と電話で「軽井沢に行こう」と約束していたことを聞かされ、「ウソだと思ってました。すごくショックです」と動揺を隠せなかった。

　斎場は、祭壇までの道が白川さんが大好きだった白いユリや紫のバラなど多くの花で飾られた。

　通夜にはほかに、井上真央、津川雅彦、村井国夫、菅野美穂、長渕悦子、秋元康氏も参列した。