白川由美さん胃がんだった 王氏が語る
14日に心不全のため死去した女優、白川由美さん(享年79)の葬儀告別式が18日、東京・広尾の祥雲寺でしめやかに営まれた。参列した王貞治ソフトバンクホークス会長が、白川さんが胃がんを患っていたと明かした。
2人が出会ったのは2006年。王氏が胃がんで手術後に入院していた病室に、白川さんが突然訪ねてきたという。白川さんは、自身が胃がんだったことを告白。「しゃべれない、食べられないという状態だった」王氏に、白川さんは「誰でもあることです。だんだん収まっていきますよ」と励ましたという。「胃がんの経験者であることで勇気づけてくれた」と振り返った王氏。白川さんと会ったのはその1度きりだったという。
王氏はこの日、参列した理由を「あのときの恩返しを自分なりに伝えられれば」と話した。「白川さんは「(胃がん以外にも)だいぶ色んな病気をされたようですね」と語り、急逝にも「よく頑張りましたね。いずれ、ぼくも後を追いかけていきます」と呼びかけた。
葬儀には、シンガー・ソングライターの長渕剛・長渕悦子夫妻、女優の司葉子、俳優の石田純一、野球評論家の東尾修氏、山本浩二氏らも参列した。