華丸大吉 “恩人”児玉清さんとの秘話
お笑いコンビ・「博多華丸・大吉」が19日、関西テレビ「マルコポロリ!」に出演。2011年5月に亡くなった俳優・児玉清さん(享年77)との秘話を明かし、感謝の思いを伝えた。
1990年にコンビ結成し、福岡吉本1期生としてデビューした2人。05年4月に東京進出し、06年2月の「R-1ぐらんぷり」で華丸が児玉さんのモノマネをベースにしたネタで優勝。一気にブレークした。翌07年にはNHK教育テレビの「ドイツ語会話」のレギュラーに抜擢された。
当初、番組側では児玉さん本人と、児玉さんのモノマネをする華丸(華丸大吉)を一緒に起用する予定だったが、教育テレビでお笑い的な絡みを懸念した児玉さんが「私を下ろさせてもらう代わりにあの2人を必ず使ってあげてください」と局側に進言。華丸大吉のレギュラーが決まったという。
大吉は「ぼくらも番組終わるまで知らなかったんですよ。最後の収録まで知らなかったんです」という。「なんで華丸大吉の2人がドイツ語?って不思議やったんですけど、(実は)児玉さんがドイツ語ペラペラなんです。講師役で児玉さんが出演する予定だったんですけど、自分が降りるから『必ず(2人を)使ってね』と(言ってくれた)」と秘話を明かした。児玉さんは英語やドイツ語に堪能だった。
華丸はR-1で優勝した半年後の06年8月に、児玉さんが司会を務める「パネルクイズ アタック25」に出演し、“本家”と初対面。児玉さんからは「僕は似てないと思うけど、家内や娘が似てると言うんだよ」と言われたという。