TOKIOと明雄さんの絆に感動広がる
19日に日本テレビ系で放送された「ザ!鉄腕!DASH」(日曜、後7・00)で16度目の米作りの模様が放送され「DASH村」の農業指導者で14年6月に死去した三瓶明雄さん(享年84)とTOKIOの師弟の熱い絆に「胸熱」「涙」などとネット上で感動の輪が広がった。
福島県浪江町の里山をTOKIOが開墾し、農作業に挑戦する「DASH村」。2000年のスタートから、亡くなるまでの14年間、明雄さんが米作り、野菜作りなどのほか、井戸掘りや古民家建築、動物の飼い方まで、若い5人に知識を授け続けた。2011年の東京電力福島第1原発事故後も避難生活を送りながら、番組に携わっていた。
19日の放送では、城島茂、山口達也が新男米の品種改良に着手。交配相手を探し、あきたこまち、ササニシキ、福島県の山あいで作られるというチヨニシキの3種類の米を食べ比べた。ポイントは、メンバーにとって“思い出メシ”であるカレーに使われていた「記憶に残る米」。これが明雄さんが作っていた米だった。
最後にチヨニシキを口に入れ、かみしめた瞬間、城島は「これだ!」、山口は「これじゃない!」と叫んだ。明雄さんの米の味を覚えていた2人は、「そう考えたら明雄さん、すごいね」(城島)「ここをやらせるために初めから何も言わずに俺たちにメッセージを残してる。すごい人だ」(山口)と、自分たちの力で品種改良が必要だという答えを導かせ、その交配の品種を一番最初に食べさせていたという明雄さんの“遺産”に驚いた。
そして「今ごろ(天国で)笑ってんのやろな。(きっと)『まだまだ』(って)、言ってるわ」(城島)と笑った。番組では城島、山口と一緒に優しい笑顔を見せる明雄さんの写真が映し出された。
明雄さんとメンバーとの絆、明雄さんの“遺言”ともいえる展開にネット上では反響が広がった。
「明雄さんはTOKIO米がまだ未完成だということを知っていた そしてTOKIO自身が答えを見つけるのを待っていたのだ 居なくなってもやっぱり明雄さんは今でもTOKIOの師匠だわ」「男米のさらなるレベルアップのために必要な鍵が、今は亡き師匠の作っていた米だったとは・・・なんだこの胸熱展開」「今日のDASHは胸熱だったなあ。明雄さん…」「明雄さんはいつまでもTOKIOを支えてくれる」「死しても『米とはなんぞや』を教えてくれる明雄さん、カッコイイ」などと、感動の書き込みがあふれている。