橋下氏 尾木直樹氏の炎上騒動を説教
前大阪市長の橋下徹氏が20日深夜にテレビ朝日系で放送された「橋下×羽鳥の新番組仮」に出演し、ゲスト出演した教育評論家・尾木直樹氏の「ブログ炎上騒動」を厳しく追及した。
同番組によると、北海道で起きた男児置き去り騒動における尾木氏の記述が炎上した。5月31日の発生当初、尾木氏は「こんな状況においた親は厳しく批判されるべき。警察にも間違いなく逮捕されることでしょうね」と記述。6月3日の男児発見直前には「置き去りそのものが真実なのか失礼ながら疑いたくなってしまいます」と記述。同日に男児が発見された直後には「今朝見つかりました!こんなにほっとしたことも珍しい」と主張が一転したことから多くの批判が殺到した。
尾木氏は「反論が多くて驚いた」と述べ、橋下氏は「あれは尾木さんだめです。教育者としてだめです」とレッドカードを突きつけた。尾木氏は「コメントのつまみ食いなんです。僕は発生からずっと書いてきた」と批判が自身の記述の一部をつまみ取ったものだと主張した。尾木氏は5日間で13回更新しており、「置き去りじゃなくて事件に巻き込まれたのでは」と思ったことを訴えた。
橋下氏は「僕らの立場ではつまみ食いで批判されるんです」と述べ、「疑わしきは罰せず。推定無罪が近代国家の大原則。ああいうところでお父さんに疑いをかけるような発言を責任のある人がすべきではない」と批判した。
尾木氏は置き去りは心理的虐待であり、アメリカなら逮捕されるようなことであることを警告したと述べた。橋下氏は「(尾木氏が)ご意見番になっているのは間違いない。公に発信して注目されているのだから政治家と同じような倫理観が求められる」と尾木氏に注意喚起。尾木氏は「身にしみて感じました。今のブログはものすごく丁寧よ」と炎上して変わったことを述べた。