３月下旬に複数の女性との不倫スキャンダルが報じられた作家の乙武洋匡氏と仁美夫人の別居報道を受け、情報番組のベテランキャスター勢は一様に、夫人に同情的な意見を寄せた。

　２３日発売の「女性セブン」は、不倫報道後、乙武氏が謹慎し、１日中自宅で過ごすようになったことで、３人の子供の世話と家事に加え、夫の介護で夫人の疲労がたまり、別居を切り出したとし、“離婚へ”と報じている。フジテレビ系「とくダネ！」の小倉智昭氏（６９）、テレビ朝日系「ワイド！スクランブル」の橋本大二郎氏（６９）、フジテレビ系「直撃ＬＩＶＥグッディ！」の安藤優子氏（５７）はそれぞれ、夫人の決断に理解を示した。

　小倉氏は「不倫報道で奥様が（乙武氏とともに）謝罪した時、いろんな意見が出ました。僕はあの時、奥様にもそれなりの思いがあって謝られたのだろうと思ってましたが、（今回は）それ以上のことが奥様にはあった、ってことですかね。別居はつらい決断だったんだろうけど、分かるような気もしますよね」とコメント。

　乙武氏が不倫相手と旅行に行ったり、外泊したとの報道にも「奥さんは十分ご存じだったと思う。だれか（女性）がいて、お世話をしてくれる人がいないと彼、生活できないですから。それ（別の女性の存在）があることによって、（夫人も）助けられてたことがあったと思うんですよ。３人でしょ、お子さん」と夫人の胸中を推察。「複雑ですよね」と話した。

　橋本氏も「ぼくらの世代、同級生はだいたいそういう状況なんですよね。（定年退職後、自宅にいるようになって妻から）うるさいとか面倒くさいとか（言われる）」と定年退職後の夫婦の状況と重ねるようにコメントした。

　また、安藤氏も「まだ小さなお子さんを３人も育ててらっしゃる…孤軍奮闘状態なんでしょうね。そこで乙武さんのお世話も、ってなっちゃうと、やっぱりパニックになりますよね」と夫人への理解と同情を示した。

　夫人は不倫が報じられた際、公式サイトで乙武氏とともに謝罪。「私にも責任の一端はあります」と述べ、夫と共に再出発を誓った。また４月５日の乙武氏の４０歳の誕生パーティでは、乙武氏と一緒に壇上にあがり、「厚顔無恥な夫が申し訳ありません」と謝罪。「乙武を見捨てないでやってください」と出席者に訴えていた。