昨年に芸能界を引退した元俳優の高知東生容疑者（５１）が２４日、覚せい剤取締法違反の疑いで関東甲信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。高知容疑者の妻で女優の高島礼子（５１）は４月、高知容疑者について「しゃべりがうまい。何かを伝える仕事ができれば」と復帰を願うようにも話していただけに、ショックは計り知れない。しかも高知容疑者は３３歳の女性と就寝中だったとあり、ショックの余波は容易に消えそうにない。

　高知容疑者は４月１３日、インターネットテレビ「アベマｔｖ」のコーナーに出演した際、高島との私生活について「優しいですよ。怒らないから怖い」などと結婚以来続く「おしどり夫婦」ぶりについて話した。そのちょうど前日の１２日、高島は都内でイベントに参加した際、高知容疑者について「彼はしゃべりがうまいので、何かを伝える仕事ができるといいですね」などと芸能界復帰を願うようなコメントを発していた。

　高島は、主演するテレビ朝日系ドラマ「女たちの最前線」が７月スタートの連続ドラマに“昇格”し、「科捜研の女」などで人気の木曜ミステリー枠（木曜、後８・００）で放送されるとあり多忙のさなか。総務課に勤務する役どころの高島はデビュー前に実際に自動車関連会社の総務課に勤めていたことから、「会社勤めの貴重な経験を生かしたい」などと抱負を述べていた。

　５月には明治座５月公演に出演するなど、売れっ子女優として多忙な日々を送っている。高知容疑者は高島の父を看病するために芸能界を引退しており、高知容疑者が父親のケアをすることができないとなると高島の仕事にまったく影響がないと言い切るのも困難な状況になりそうだ。

　しかも、逮捕時には３３歳のクラブホステスの女性と一緒でこの女性も同じ容疑で逮捕された。ホテルの室内から覚醒剤約４グラム、大麻たばこと乾燥大麻計約２グラム、ガラス製の小瓶などを押収。調べに対し２人は「自分たちで使うために持っていた」と供述しており、高島は重大な局面を迎えそうだ。