覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで２４日に関東甲信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された元俳優の高知東生（たかち・のぼる）容疑者（５１）が理事長を務める社団法人「日本トータルビューティー協会」の会員に、高知とともに逮捕されたクラブホステス、五十川敦子容疑者（３３）と同じ名前が連ねていることが２５日、分かった。

　同協会の副理事長は高知容疑者の妻で女優の高島礼子が務めており、ホステスの女と面識があった可能性もある。

　同協会のホームページには、「絆」という文字とともに高知容疑者と高島が手を握りながら見つめ合う写真や、高知容疑者の本名である大崎丈二によるあいさつ文などが掲載されている。

　五十嵐容疑者と同名の女性は、フリープランナーの肩書きで賛助会員の一人として名を連ねている。

　高知容疑者は２４日午前９時半すぎ、横浜市南区内のラブホテルの一室で、覚醒剤と大麻を所持した疑いで現行犯逮捕された。２人は「自分たちで使うために持っていた」と供述している。

　麻薬取締部はホテルの室内から覚醒剤約４グラム、大麻たばこと乾燥大麻計約２グラム、ガラス製の小瓶などを押収。小瓶には焦げ跡があり、２人があぶって吸っていたとみている。

　高知容疑者らは２４日午前２時すぎにホテルにチェックインしていた。