【天皇賞】キズナが万全の最終追い切り

武豊を背に栗東CWで追い切るキズナ=栗東トレセン(撮影・石湯恒介)
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 「天皇賞(春)・G1」(5月4日、京都)

 始動戦の大阪杯を快勝した昨年のダービー馬キズナが4月30日、最終追い切りを行った。武豊騎手を背に栗東CWで単走。序盤は折り合い良く運ぶと、コーナリングもスムーズ。直線で鞍上が手綱をしごくと前日からの雨で重い馬場をものともせず、スッと体を沈めてシャープに伸びた。

 鞍上は「前半はセーブ気味に、ラストは追うようにとの指示。しっかり伸びていましたし、いい感じで走っていましたよ」と上々の感触を口にする。3200メートルと未知の距離に挑むが「初めてなのでやってみないと分からないけど、大丈夫だと思う。この春の大目標に向けて、万全の態勢は整った」と力強く言い切った。

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