「花月園メモリアルｉｎ川崎・Ｇ３」（８日・川崎競輪場）

　１１Ｒで行われた決勝戦は松坂英司（３９）＝神奈川・８２期・Ｓ１＝が鋭く伸びて１着。優勝賞金３８０万円を獲得した。松坂英はＧ３初優勝。また、通算２００勝も達成した。２、３着に松谷秀幸、大塚玲が入り“花月園組”で上位を独占した。

　車券は２車単（１）（７）が５６０円、３連単（１）（７）（８）が１４００円。ともに１番人気で決着した。

　デビューして１５年目を迎えた松坂英は「花月園メモリアルは特別な大会。抜けなくても最後は思い切り外を踏むつもりだった」と３番手から２角まくりを放って、大会連覇を狙った松谷をきっちり差し切り、ついにＧ３優勝を成し遂げた。

　「よく行ったな。踏み方も落ち着いていた」とまずは後輩・松谷の労をねぎらったが、これで通算２００勝も達成。「ここにくるまで知らなかったけど、シリーズで３勝するなんて奇跡。見えない力が働いた」と区切りの勝利に満足そうだった。

　次走は「Ｇ１・第６５回高松宮記念杯」（１２～１５日・宇都宮）。「Ｇ１も勝てるよう、神奈川で旋風を起こしたい」と、松坂英は間近に迫ったビッグレースでの活躍を誓った。