【競輪】トップレーサーが8月に復帰
一般社団法人日本競輪選手会(佐久間重光理事長)は23日、綱紀審議委員会を開き、5月から自粛休場しているトップレーサー18人の処分について軽減すると発表した。
最も厳しい1年間の自粛休場勧告を受けていた長塚智弘(茨城)武田豊樹(茨城)村上義弘(京都)のうち、武田、村上は3カ月に軽減。8月から実戦に復帰することになる。しかし、首謀者とされる長塚は承認されず、引き続き自粛休場となる。8カ月、6カ月の勧告を受けた15人も同様に3カ月となる。また3カ月の勧告を受けた稲村成浩、鈴木謙太郎など4人は長塚同様に処分軽減はなし。
競輪界のトップレーサー18人が昨年12月19日に所属する「一般社団法人日本競輪選手会」への退会を表明、新選手会「SS11」を発足すると発表した。しかし、その後選手会側に謝罪したため、3月12日に5月から最長1年間の自粛休場処分を受けていた。
佐久間重光理事長は「会員は十分に反省しており改悛の情が顕著であることが認められましたので、綱紀審議委員会及び理事会において慎重に審議を行い、制裁処分を軽減する決定をいたしました。今後も、全選手が一丸となって競輪発展のために力を尽くす所存であります」とコメントした。