【競輪】金子貴志、ASのドリーム快勝
「オールスター競輪・G1」(11日、前橋)
ファン投票で上位9人に選ばれた選手だけが出走できるドリームレース。初日11Rで争われた夢の競演は、金子貴志(39)=愛知・75期・SS=が1着をつかんだ。
まな弟子の深谷知広が残り1周半を告げる打鐘から一気にカマシ先行。終始、深谷の番手でマークした金子がゴール直前で差し切った。2着は深谷。3着は3番手をマークした浅井康太で、中部ラインが上位独占を決めた。
金子は「深谷君は出切ってからも、すごい掛かりだった。ドリームレースにふさわしいレースをしようと思っていたし、たぶん深谷君も同じ気持ちだったと思う。最後は(真後ろの)浅井君が見えたので僕も前に踏んだ。なかなかドリームレースで1着は取れないのでうれしい。2日目は休養になるが、いい休みを過ごしたい」と話した。金子、深谷、浅井とこのレースで4、5着の神山雄一郎、岩津裕介は2日目(12日)の出番がなく、次は全員が準決勝に進める3日目(13日)11R「シャイニングスター」に登場する。