【競輪】神山雄一郎が97回目の記念V

 「玉藻杯争覇戦・G3」(16日、高松)

 高松競輪開設64周年記念では神山雄一郎(46)=栃木・61期・S1=が、09年12月の広島以来、5年ぶり、通算97回目の記念競輪優勝を果たした。また、46歳7カ月での優勝は、03年に松本整が記録した44歳28日を更新して、記念競輪最年長優勝となった。

 貫禄の勝利だった。レースは関東4車先頭の武田が、残り2周から先行。最終ホームで浅井が強烈に踏み上げるが、神山が1角で好ブロック。反撃を許さず、直線で鮮やかに抜け出した。「武田君が冷静に走ってくれた。浅井君はいいスピードだったが、あそこは自分の仕事」と振り返った。

 5年ぶりで、実に97回目の記念制覇となったベテランは、「勝てなくても、常にやることはやってきた」と変わることのない姿勢を貫く。

 今回の優勝で、年間獲得賞金ランクは1つ順位を上げて7位。年末の大一番・KERINグランプリ(12月30日・岸和田)出場に大きく前進した。次走はG1・小倉競輪祭(21~24日)。「この優勝で弾みがついたし、この感じでいけたらいい」。年末へ向けてさらに大暴れをみせる。

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