【ボート】新人・浜崎準也が初勝利
「第41回岡山県モーターボート選手権大会」(3日・児島ボート)
児島2日目の2Rで浜崎準也(27)=岡山・113期・B2=が5コースまくり差しで1着。13年11月13日に児島でデビューして1年1カ月、117走目にして初勝利を飾った。2着は大川茂実、3着に山本章博が続いて3連単(6)(5)(3)は8万1920円の高配当だった。念願の初勝利で地元ファンにビッグなお年玉をプレゼントした。
社会人生活を経てボートレーサーになった浜崎は27歳。「自分が思っていたよりも厳しかった。同期が4人(浜先真範=14年7月、五十嵐一聡=同8月、和田拓也=同10月、小城千奈=同11月)も児島で初勝利を飾っているのに、地元の自分がどうして…と落ち込みました。五十嵐さんの時は僕が水神祭を手伝う側でせつなかった」と1着までの長い道のりを振り返った。
新春の児島は岡山支部のスターレーサーが集結する華やかな舞台。「1周1Mは思い切ってハンドルを切り、2Mで後ろが離れたときに勝利を意識した。やっと勝ててホッとしている。師匠の森定晃史さんと一緒のシリーズで初勝利を挙げて、水神祭もしてもらえた。忘れられない日になりました」と穏やかな笑顔。ステージで行われた初勝利表彰式では「おめでとう。ありがとう。舟券を獲ったよ」と新春から高配当を的中させた女性ファンが大声援。選手本人もファンも記憶に残る15年1月3日になった。