「太閤賞競走・Ｇ１」（１日、住之江）

　プリンス山崎が住之江Ｇ１連続Ｖ－。１号艇で人気を集めた山崎智也（４０）＝群馬・７１期・Ａ１＝がインコースから押し切って１着。昨秋の高松宮記念に続く当地Ｇ１連覇を決めた。Ｇ１は２７回目、通算で７４回目の優勝となった。２、３着には杉山正樹（愛知）、毒島誠（群馬）が入った。

　またもや住之江でトモヤスマイルがはじけた。昨秋の高松宮記念を鮮やかなまくり差しで制した山崎が、今度は堂々の圧逃劇を決め、住之江Ｇ１連続優勝を飾り、伝統ある大会を締めくくった。

　スリットでは他５艇が０台のスタートを決め、山崎は６番手スタート。本人も「もうやばいと思った」と振り返った隊形だったが、しっかりと仕上げた機力を生かしてインコースから先マイを決め、危なげなくライバルたちを一蹴した。表彰式では「最近、ずっと住之江は相性がいいです」と笑顔がこぼれた。

　地元の正月戦を欠場し、直前のからつ周年も途中帰郷と年頭は不本意な結果に。それでも、縁起のいい住之江で本来の強さをしっかりとアピールした。「（グランプリへ）６位以内で来たいと思います」。今年は住之江に戻ってくる年末のグランプリを視野に、トモヤが激走を約束した。

　◇住之江Ｇ１太閤賞優出選手の次走

山崎智也（群馬）６～１１日　戸田・Ｇ１関東地区選手権

毒島　誠（群馬）６～１１日　戸田・Ｇ１関東地区選手権

杉山正樹（愛知）１０～１５日　浜名湖・Ｇ１東海地区選手権

白井英治（山口）８～１３日　児島・Ｇ１中国地区選手権

山口達也（岡山）８～１３日　児島・Ｇ１中国地区選手権

大峯　豊（山口）　８～１３日　児島・Ｇ１中国地区選手権