「瀬戸の王子杯争奪戦・Ｇ３」（２８日、玉野）

　玉野競輪場で行われたトークショーに深谷知広（２５）＝愛知・９６期・ＳＳ＝が、ＯＢの山田裕仁氏（４６）、山口幸二氏（４６）と共に登場した。

　昨年は９月のオールスター競輪（前橋）で落車して左鎖骨などを骨折。年末のグランプリはぶっつけで出場するほどだったが「もう鎖骨は大丈夫です」と詰めかけたファンの前で明かしながらも「でも、心の骨折がまだ…」と優勝に届かない心境を披露した。

　そんな深谷の現状に、山田氏は「ケガ明けなので、お客さんには割り引いた目で見てもらえれば」とフォロー。深谷に対しては「結果はともかく、お客さんが納得してくれるレースをすること」と助言していた。

　このあと深谷は名古屋記念（３月７～１０日）、日本選手権（１７～２２日・京王閣）に出走予定。「一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします」と敢闘を誓い、最後はファンからの握手攻めに遭いながらトークショーを終えた。