【スプリングS】サブちゃん大喜び
「スプリングS・G2」(22日、中山)
01年アグネスゴールド以来、史上11頭目となる無敗でのスプリングS制覇を飾ったキタサンブラック。北島三郎オーナー(馬主名義は有限会社大野商事)は「勝った瞬間は涙が出てきそうになっちゃったよ。お客さんからも“サブちゃんおめでとう!”と祝福していただけて。本当にうれしい」とうなずいた。
これまで10頭いるスプリングSの無敗馬Vのうち、64年シンザンは3冠馬に、また60年コダマ、74年キタノカチドキ、85年ミホシンザン、92年ミホノブルボンは2冠馬に輝くなど、順調でさえあればクラシック本番でも総じて活躍している。
北島は1973年に馬主登録し、出走実頭数は158頭。次戦の皐月賞(4月19日・中山)は、10度目のJRA・G1挑戦となる。
「今回は相手が強いし、何とか皐月賞の権利を獲れれば、と思っていた。まさか勝つとはね。久々だよ、3連勝の馬なんてね。皐月賞、ダービーと楽しみができた。まずは無事にいってほしい」。初の中央G1制覇を視界に捉え、興奮を隠し切れない様子だった。