73歳最年長ボートレーサー引退 加藤峻二選手
公営競技のボートレースでの最年長、73歳の加藤峻二選手(埼玉)が7日、東京都内で記者会見を開き、現役引退を表明した。
長い現役生活にピリオドを打った大ベテランは「(1日に3938レースぶりに)戸田でフライングをしたこと」を引退の理由に挙げた。「昨日、妻に『辞めるから』と言ったばかり」だそうで、「出走回数の多さを誇りにしているが、56年間に悔いなしとは言えない」と、気持ちの整理のつかない現在の心境を口にした。
加藤選手は1959年にデビューして、最高グレードのSGで4度優勝。歴代2位の通算3294勝を挙げ、ボートレースでの最年長優勝記録を更新していた。