田辺裕信 あの名シーンを再現
「新潟2歳S・G3」(30日、新潟)
最後方から進んだ1番人気のロードクエストが、直線は馬なりのままライバルたちをごぼう抜き。4馬身の差をつけて重賞初制覇を飾った。
このレースのプレゼンターを務めたのがサッカー日本代表・本田圭佑選手(29)の物まねで知られるお笑いタレント・じゅんいちダビッドソン(40)。表彰式後にはロードクエストを勝利に導いた田辺裕信騎手に遠藤保仁役を強要し、10年サッカーW杯南アフリカ大会デンマーク戦の伝説のフリーキックシーンを再現した。
昼休みに行われた予想イベントでは「10番を選ばないわけがない。自分の中のリトル本田と相談して決めました」と、本田圭佑がACミランへ移籍時に背番号10を希望した説明シーンを模して馬番10のトウショウドラフタをプッシュ。本命馬が11着に大敗して予想は大ハズレとなったが、「10番が勝つとは思っていましたが、ここで勝ってしまうと、それは単なる結果となってしまうので、勝たなかったことが成長につながるのではないかと思います。きょうの敗北がこの馬の“伸びシロ”ですね」とお約束のネタで振り返り、「新潟競馬場グラッチェ!」と締めくくった。