トウショウ牧場閉鎖に池添言葉失う

 “天馬”トウショウボーイなどを輩出した老舗のトウショウ牧場(北海道新ひだか町、1965年開場)が10月いっぱいをメドに閉鎖されることが決定。志村吉男場長は2日、「周りに迷惑をかける前にと、オーナーが決断されたことなので」ときれいな形で解散することを強調した。

 閉鎖後の牧場施設などに関しては現在、引取先を探している段階で敷地内のトウショウボーイの墓(シスタートウショウなど、その他の功労馬は骨つぼで保管)の今後も含め、「正式に決定すれば、ブログでお知らせします」と、牧場サイト内の公式ブログ・トウショウ牧場ニュースで発信していく方針だ。

 同牧場に縁の深い関係者も一様に驚きの反応を示した。「えっ?」と一瞬言葉を失ったのは池添謙一騎手。「特別初勝利(98年パールS)と重賞初勝利(98年北九州記念)がトウショウオリオンだし、スイープトウショウでもG1を勝たせてもらった。残念ですね」と複雑な表情を浮かべる。「(ともに自身が手綱を取った)オルフェーヴルとスイープの間に子どもも生まれたと聞いていたのですが…。あの勝負服を着られなくなるなんて」と無念の様子で話した。

 また、騎手時代に91年桜花賞馬シスタートウショウなど、数多くの主戦を務めた角田師は「報道で知ったばかりなので…寂しいですね」と言葉少なだった。

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