【有馬記念】ゴールドシップに内田騎乗
有馬記念(12月27日・中山)を最後に現役を引退するゴールドシップ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)は、内田博幸騎手とのコンビ復活で臨むことが2日、分かった。同騎手が芦毛のG1・6勝馬とコンビを組むのは13年のジャパンC(15着)以来となる。
須貝調教師は「初G1(12年皐月賞)も菊花賞も、彼が乗って勝ってくれた。12年の有馬記念も彼で勝った。ゴールドシップのいい時も悪い時も彼はよく知っている。最後は彼で、と決めていた」と明かした。
6月の宝塚記念(15着)以来の実戦となった先週のジャパンCでは10着に敗退。「彼ならいろいろな思いをぶつけてくれるはず」と有馬記念での有終Vに期待を寄せた。
引退後は、今年2月に急死した父ステイゴールドの後継として、総額9億8000万円のシンジケートが組まれ、北海道新冠町のビッグレッドファームで種牡馬入りすることが決定している。圧倒的な存在感と、時にはもろさを見せる個性で、日本競馬を盛り上げてきた現役最多のJRA・G1レース6勝馬。残り少ない競走生活とともに、“芦毛の怪物”の変わり身に注目が集まる。