【美浦通信】スリラーインマニラの由来
朝日杯FSに出走するスリラーインマニラ(牡2歳、武井亮厩舎)。この名前を聞いてぴんと来た人はボクシングファンに違いない。これは75年にフィリピンのマニラで行われた王者モハメド・アリVS元王者ジョー・フレジャーのタイトルマッチの異名。管理する武井亮調教師に話を聞くと、スリラーインマニラの父キンシャサノキセキからつけられたそうだ。
ちなみにキンシャサノキセキもボクシングからつけられた名前。74年のキンシャサで行われたタイトルマッチ。王者ジョージ・フォアマンにモハメド・アリが挑み、下馬評を覆してモハメド・アリが勝った試合は“キンシャサの奇跡”と呼ばれている。記者好みのネーミングで、センスの良さがにじみ出ているなと思った。(小林正明)