【有馬記念】ラブリー5着「距離長い」
「有馬記念・G1」(27日、中山)
ゴールドはゴールドでも“アクター”の方だった。好位を追走した吉田隼人騎手騎乗の8番人気ゴールドアクターが、直線で力強く抜け出しV。4連勝でG1初制覇を飾った。首差2着はサウンズオブアースで、北島三郎の所有馬キタサンブラックが3着に粘った。今回がラストランとなった1番人気のゴールドシップは、最後方追走から勝負どころで一気にまくったものの、直線で失速し8着に敗れた。
今年10戦目となった2番人気のラブリーデイは5着確保が精いっぱい。好位でロスなく運んだが、直線は伸び切れずG1・3勝目はならなかった。「2500メートルは少し長いのかも。4角で少しついて行けないところがあった」と川田将雅騎手は距離に敗因を求める。池江泰寿調教師は「2000メートル前後がベスト。ワールドワイドに、距離重視のローテを組んでいこうと思う」と来年の反撃を誓っていた。