【有馬記念】リアファルまさかの最下位

 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 ゴールドはゴールドでも“アクター”の方だった。好位を追走した吉田隼人騎手騎乗の8番人気ゴールドアクターが、直線で力強く抜け出しV。4連勝でG1初制覇を飾った。首差2着はサウンズオブアースで、北島三郎の所有馬キタサンブラックが3着に粘った。今回がラストランとなった1番人気のゴールドシップは、最後方追走から勝負どころで一気にまくったものの、直線で失速し8着に敗れた。

 一方、まさかの最下位16着に敗れたのが3番人気のリアファル。2番手で流れに乗ったかに見えたが、3角からズルズル後退し、勝ち馬から2秒5も離されて入線した。

 「返し馬の感触は良かった。でも、スタートして200メートルでおかしくなった。何ともなければいいんだけど」とルメール騎手は顔を曇らせる。レース後の診断では左肩ハ行と発表されたが、栗東トレセンに戻ってから再検査をする見込みだ。

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