【中山金杯】ベルーフが競走除外に
「中山金杯・G3」(5日、中山)
3番人気のヤマカツエースが直線で力強く抜け出してV。福島記念に続き重賞連勝を決めた。2着は5番人気のマイネルフロストが逃げ粘り、1番人気のフルーキーは3着に追い上げるのが精いっぱいだった。
なお、有力馬の一頭と見られていたベルーフはレース前に負傷し競走除外となった。グランプリロードでメンコを外そうとした時、頭絡(とうらく=馬の顔に着ける馬具の一種)も同時に外れたため興奮状態に陥り放馬。ウイナーズサークルに侵入して転倒し、鉄柵にぶつかった。立ち上がったあと、同サークル内のラチを飛び越えて馬場へ。4角奥の待避所地点で取り押さえられたが、左前肢挫創と診断された。
このアクシデントを受けて、JRAは管理する池江泰寿調教師に対し、馬装について注意義務を怠ったという理由で過怠金10万円の制裁を科した。同調教師とF・ベリー騎手のコンビは14年オーシャンブルー、15年ラブリーデイに続くレース3連覇を狙っていたが、思わぬ結果となってしまった。