【東京新聞杯】浜中俊騎手は4箇所骨折
「東京新聞杯・G3」(7日、東京)
紅一点、5番人気のスマートレイアーがまんまと逃げ切り、2度目の重賞Vを飾った。
3連勝中の勢いが評価され、1番人気に推されたダッシングブレイズは直線で競走中止。最内を狙って伸びかけたが、内ラチに激突して鞍上の浜中俊騎手が内ラチの上でバウンドする形で、内馬場に激しく打ちつけられた。
浜中騎手は府中市内の病院へ救急車で搬送され、左トウ骨遠位端骨折、左第2指中手骨骨幹部近位骨折、左第4指基節骨基部骨折、左第4指中手骨頚部骨折、脳しんとうの診断。意識はあり、受け答えもしっかりしているという。
馬は異常なし。浜中騎手には最後の直線での御法(内柵に接触しバランスを崩し落馬)について過怠金5万円の制裁が下された。
浜中俊騎手は先月24日の中京1Rでも騎乗していた1番人気馬マーキークラブが、4角で外に逸走して外ラチに激突し、ダートコースから芝コースに投げ出されるアクシデントがあったばかり。その時は奇跡的に左上腕部打撲傷のみで済み、同31日のシルクロードSをダンスディレクターで制するなど活躍していたが、今回は戦線離脱を余儀なくされそうだ。