「毎日杯・Ｇ３」（２６日、阪神）

　単勝１番人気のスマートオーディン（牡３歳、栗東・松田国英厩舎）が、余力十分に差し切って１０年勝ち馬ダノンシャンティとの父子制覇を飾った。道中は折り合いに専念し、後方で脚を温存。４コーナーで外に持ち出すと、直線は父譲りの切れ味鋭い末脚を披露した。勝ち時計は１分４７秒３。重賞は１５年東スポ杯２歳Ｓに続き２勝目。

　初コンビを組んだ戸崎圭太騎手は「強いですね。追い切りも乗せてもらっていたんですが、パワーもあって、調子も良さそうだと感じたので、自信を持っていきました。（直線で）肩ムチは入れましたが、後ろは叩かずにスッと伸びてくれましたね。賢い馬ですし、道中の折り合いが課題と思っていましたが、問題なかったですね」とパートナーをたたえた。

　自身は翌日の高松宮記念でウリウリに騎乗。「勢いに乗せてもらいました。感謝したいです」と白い歯をこぼした。２着にはラチ沿いをしぶとく伸びた４番人気のアーバンキッド、３着には２番人気のタイセイサミットが入線した。