【UAEダービー】武豊ラニ日本馬初V
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「UAEダービー・UAEG2」(26日、メイダン)
史上初の快挙を成し遂げた。日本から3頭が参戦した一戦。武豊騎手騎乗のラニ(牡3歳、栗・松永幹夫厩舎)が鮮やかな差し切りを決め、夢の米ケンタッキーダービー挑戦への扉を開いた。
スタート直後は最後方を追走。7頭立てという少頭数を生かして、道中で一気に外から進出すると抜群の手応えのまま直線へ。ゴール前で粘るユウチェンジ(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)をとらえると、地元UAE期待の4戦無敗馬ポーラーリバー(牝3歳)の追い上げも押さえて歓喜のゴールへ飛び込んだ。
昨年までに10頭の日本馬が挑戦して、06年フラムドパシオン、15年ゴールデンバローズの3着が最高だった高い壁を打ち破ってのV。陣営は早くからここでの好走を条件に米遠征を表明しており、一気に夢が広がった。
3着にユウチェンジが粘り、もう1頭の日本馬オンザロックス(牡3歳、栗・森秀行)は5着に終わった。