【青葉賞】プロディガルサン
「青葉賞・G2」(30日、東京)
プロディガルサンは新馬-芙蓉Sを連勝し、東スポ杯2歳Sで2着。弥生賞は骨膜炎が出たために回避したが、その後はここを目標に態勢を整えてきた。全兄は3月のドバイターフでG1初制覇を果たしたリアルスティール。粗削りながらもスケールの大きい走りでダービーへの切符をつかみ獲る。
初戦はクラシックを意識させる勝ちっぷり。前走は繰り上がりながらもデビュー2連勝を飾ったレーヴァテイン。母は活躍馬を数多く輩出しているレーヴドスカーで、半兄のアプレザンレーヴは09年の、レーヴミストラルは昨年の青葉賞勝ち馬。兄2頭に続いて、大舞台へ駒を進めたいところだ。
マイネルハニーはスプリングSで2着に好走。4馬身差で逃げ切ったフリージア賞からもパワーのいる馬場が合っており、瞬発力勝負が課題になるが、落ち着いた頭数で今回もハナを奪えそうなメンバー構成。ここも粘り込みを図る。
前走の共同通信杯ではのちの皐月賞馬ディーマジェスティから0秒3差の3着。メートルダールは東京向きの末脚が魅力。直線でまとめてかわしてもおかしくない。好内容でアザレア賞を勝ち上がったヴァンキッシュランはディープインパクト産駒の良血で大物感がある。父ドリームジャーニー譲りの瞬発力が魅力のアルカサルは水仙賞を勝ち、無傷の2連勝。初の東京コースが鍵になりそうだ。