【天皇賞】大敗ゴールドアクター
2枚
「天皇賞(春)・G1」(1日、京都)
脅威の粘り腰を発揮した2番人気のキタサンブラックがゴール前の大激戦を4センチ差制した。
昨年の有馬記念覇者ゴールドアクターは、直線で鞍上が押しても叩いても全く伸びない。まさかの12着に沈み連勝は“5”で止まった。「カリカリして気の入りやすい馬だけど、きょうが一番ひどかった。3コーナーから動いて行ったけど、追って反応がなかった」と吉田隼人騎手はガックリとうなだれた。そして「これだけいい馬場だと、枠の運で決まってしまう」と枠の有利不利も敗因に挙げた。
「枠なりのうまい競馬をしたけど。イレ込んだのも原因だし、距離もあるかな」と鞍上をかばった中川公成調教師。06年ディープインパクトを最後に1番人気は敗れており、今年で10連敗に。「甘いもんじゃないことが分かった。いい経験になった」と最後は前を向いた吉田隼人騎手。大敗を糧に次の舞台で借りを返したい。