【栗東通信】大忙しの武豊騎手
「こういうのもいいね。うれしい忙しさ」。そう言って笑うのは武豊騎手。ラニ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)のプリークネスS(5月21日)挑戦に、エイシンヒカリ(牡5歳、栗東・坂口正則厩舎)の仏イスパーン賞(24日)と海外遠征が続く。
ラニは渡米初戦こそ9着だったが「前回は調整が難しくて追い切りもまともにできなかったから。前走よりも動けると思う。(プリークネスSは)映像でしか見たことがないレース」と目を輝かせる。エイシンヒカリについては現地フランスで調教をつける田中博康騎手から報告を受け、「“リヨン(調教場)であんなに動く馬はいません”って。具合がいいって聞いている。晴れで競馬がしたい」と期待を込めた。(井上達也)