レッドディザイア死亡 09年秋華賞馬
09年の秋華賞を制したレッドディザイア(牝10歳、父マンハッタンカフェ)が20日、けい養先の社台ファーム(北海道千歳市)で死亡した。出産後に腹膜炎を発症したもの。
名牝ブエナビスタのライバルとして09年の牝馬クラシックを戦い、桜花賞、オークスともに2着。秋華賞でライバルを負かしてG1初制覇を決めると、続くジャパンCでも強敵相手に3着と健闘した。翌年はドバイに遠征してアル・マクトゥームチャレンジラウンド3・UAEG2を制覇するなど活躍。11年の札幌記念3着を最後に引退し、社台ファームで繁殖牝馬として過ごしていた。
現3歳馬のハービンジャー産駒レッドディヴェルが第1子で、2歳にキングカメハメハのビッグディザイア、1歳にノヴェリストの牝馬がいる。
社台ファーム・池田充場長「繁殖牝馬として、これからと思っていただけに残念でなりません。幸い当歳馬は牝馬が誕生し、1、2歳の産駒もいますので残された産駒の活躍を願いたいと思います。ご声援を頂いたファンの皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます」