【ダービー】ディーマジェスティは3着
「ダービー・G1」(29日、東京)
3番人気のマカヒキが、直線の激しいたたき合いを制して世代の頂点に立った。道中は中団の内で我慢。直線向いてもじっくりとチャンスをうかがい、コースがあくとすかさずスパート。外から迫った2番人気サトノダイヤモンドとの競り合いをしのぎ切ってダービー覇者の称号を手にした。勝ちタイムは2分24秒0。3着にはさらに外から伸びた皐月賞馬ディーマジェスティだった。
必死にムチを振るっても差がジリジリとしか詰まらない。ファンの大歓声が悲願を後押しする。それでも前2頭には及ばず、皐月賞馬ディーマジェスティは3着に終わった。「勝たせてもらえないなあ」。蛯名正義騎手はゆっくりと息を吐き出した。
「道中はいい感じだったけど、直線で寄られてラストはもう一度外に出さないといけなくなって…」。残り150メートルでサトノダイヤモンドが膨れ、加速は若干緩んだ。「運がなかった」。これまで2着が2回。またしても女神はほほ笑まなかった。