【安田記念】モーリス2着ベリーぼう然

 「安田記念・G1」(5日、東京)

 まさかの結末が待っていた。8番人気のロゴタイプが果敢にハナを奪ってマイペースに持ち込み、まんまと逃げ切りに成功。後続に1馬身1/4差をつけ、13年皐月賞以来、3年2カ月ぶりのVを飾るとともに、G1・3勝目を挙げた。勝ちタイムは1分33秒0。

 絶対王者モーリスは2着に敗れG1の5連勝はならず。15年1月の若潮賞(1000万下)から続いていた連勝も“7”で止まった。

 引き揚げてきたT・ベリーはぼう然としていた。腹帯を自ら外し、検量室の方に足を向けたが焦点が定まらない。通訳から話し掛けられても、ひと息つくまでまともに返答できなかった。

 口を開いたのはパトロールフィルムを何度か見返した後。「ペースが思ったより遅くて。前に馬も置けず、少し掛かった。それでも2着。よく頑張っている」とパートナーをかばった。

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