【函館スプリントS】ドンキ復活か
夏の函館開催の開幕を飾るスプリント重賞。昨年の桜花賞馬レッツゴードンキに勝機到来だ。初の1200メートルとなった高松宮記念は直線の不利などで力を発揮できなかったが、距離2度目でスプリント適性を開花させる。
調整も順調だ。9日に函館Wで5F66秒5-12秒0をマーク。手綱を取った荻野琢真騎手(レースは吉田隼人騎手)は「操縦性は良かった。1週前の動きとしてはバッチリ」と満足顔。メンバー唯一のG1馬が意地を見せる。
昨年、豪快なまくりを放ち2馬身半差で圧勝したティーハーフ、2走前の阪急杯で0秒1差2着と善戦したオメガヴェンデッタも虎視たんたんとVを狙う。
3歳馬シュウジのスピードも魅力十分。「1200メートルは一番合っているし、斤量面を考えると古馬よりも有利」と北村助手は強気だ。フィリーズレビューの覇者ソルヴェイグ、マーガレットSの勝ち馬ティソーナも参戦。実績のある古馬とフレッシュな3歳馬の対決も見ものとなる。