「ユニコーンＳ・Ｇ３」（１９日、東京）

　前走の兵庫ＣＳで２着に敗れたゴールドドリームだが、マイペースで運んだ勝ち馬とは対照的に、出遅れて外を回される形。小回りの園田も合わなかった印象だ。２走前のヒヤシンスＳでは米三冠レースに挑戦したラニなど強敵相手に完勝。３戦３勝の中央で反撃へ。

　伏竜Ｓで順当勝ちを決めたストロングバローズ。好位追走から先行馬２頭の間を割る大人びたレースぶり。ここまで５戦３勝、２着２回と底を見せていない。２走前のヒヤシンスＳではゴールドドリームに敗れたが、ハイペースの流れを２番手から粘り込んだ。力は見劣らない。

　グレンツェントはダートで４戦３勝、２着１回の成績。前走の青竜Ｓは初のマイル戦だったが、出遅れながらもサッと好位に取りついてきっちりと対応した。鼻差の辛勝も、流れを経験できたことは大きいはず。万全の態勢で重賞獲りに挑む。

　アルーアキャロルは新馬戦、５００万下をともに圧勝。前走の青竜Ｓは２着に敗れたものの、３カ月の休み明けで鼻差なら負けて強しだ。走り慣れた舞台で上積みを考慮すれば当然首位争いになる。

　昇竜Ｓの勝ち馬ダノンフェイスは堅実な末脚が光る。叔母は１１年の勝ち馬アイアムアクトレスで、血統的にも期待は大きい。５００万下の勝ち方が鮮やかだったエキドナ、ピットボスも侮れない。