「ＪＲＡ交流スパーキングナイトチャレンジ」（川崎競馬場、ダート１６００メートル）

　３月３日に騎手としてデビューした川崎競馬に、藤田菜七子（１８）＝美浦、根本＝が約３カ月ぶりに参戦した。メイン１１Ｒにピッツネイル（牝５歳、美浦、清水英）とのコンビで臨み、１４頭立て６番人気で５着。中団の内々でスムーズに流れに乗り、ラストまでしぶとく脚を伸ばして掲示板に載った。「小回りコースなので、ふくれないように気をつけました。乗りやすい馬で、最後まで頑張ってくれました」とレース後はホッとした表情。

　前回の川崎は昼間開催だったが、この日はナイター競馬。「（昼とは）雰囲気が違いますね。明るくて新鮮な感じがしました」と、カクテル光線のもとでのレースを振り返った。この川崎でデビューして約３カ月が経過。中山、東京、福島とＪＲＡの競馬場だけではなく、浦和、船橋、金沢、盛岡と全国の競馬場で騎乗して、着実にステップアップしている。「たくさん乗せてもらって、少しずつ気持ちに余裕が出てきました。これからも経験を積んで、技術を上げていきたい」とさらなる飛躍を誓った。