「息子に自慢」川崎が4千本の興奮語る
ブルージェイズの川崎宗則内野手が22日(日本時間23日)、前日の試合でヤンキース・イチロー外野手が日米通算4千本安打達成した時の感動を語った。
“師匠”イチローが打ち立てた金字塔。その瞬間は二塁の守備位置にいた。
「いやあ、鳥肌が立ちましたよ、昨日は。その場にいれた、しかも守ってた。しかも4000本目のボールに日本人で最初に触った。同じボールだけど、ぜんぜん違うボールのような感じがした。なんか、ズシッと、思いがね。だからボールをこすって自分の体に塗りまくりました」
イチローが次打者のパスボールで二塁に進むと、すかさず近寄り声を掛けた。
「本当にありがとうございます!鳥肌立ってすごい幸せです!」
祝福の言葉ではなく、感謝の言葉。その理由はこうだ。
「イチローさんを追いかけてきてね、この世界に入ってね、こっちの野球の素晴らしさとか、いろんなことを経験している。日本では考えなかったようなことも考えるようになり、英語やスパニッシュ(スペイン語)をしゃべるようになった。そういう野球を知ったのはイチローさんを追いかけてきたからなんです。感謝したい」
16日に第1子となる男の子が誕生した。父親になったばかりの元気者は「僕は息子に自慢します。父ちゃんはねえ、イチローさんの4000本のとき、セカンドを守っていたんだぞって、息子に言いたいと思います」と話した。