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マー君のビザ発給手続きの舞台裏

2014年2月1日

 ヤンキースと7年1億5500万ドル(約160億円)で合意した田中将大投手(25)のビザ発給手続きが早まるように尽力した民主党の重鎮、チャック・シューマー上院議員(63)が31日(日本時間2月1日)、ニューヨークの地元紙、デイリーニューズ(電子版)にその舞台裏を明かした。

 同サイトによると、シューマー議員がヤンキースから田中に関して相談を受けたのは2、3日前。「外国人選手のビザ発給には時間を要するため、スプリングトレーニングに間に合うか心配している、との電話があった」という。ニューヨーク出身の同議員は「われわれの事務所では日々、休むことなく市民の手助けに尽力しているが、ヤンキースのような組織から連絡を受けることは珍しい」とも話した。

 米国の市民権をもたない選手が米国でプレーする際には、アスリートやアーティストらを対象にした「P‐ビザ」と呼ばれる就労ビザの取得が義務付けられる。田中がヤンキースと正式合意したのは1月22日(同23日)。同氏は「ビザ発給まで約1カ月を要するため、2月14日のバッテリーの集合日には間に合わない可能性があった。そこで私は米国移民局のオフィスに人を出して申請を行い、迅速に対応させた」と話し、過去には同じくニューヨークを拠点とするメッツから球宴遊撃手のホゼ・レイエス(現ブルージェイズ)に関する依頼があったことを明かした。

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