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イチロー、無安打も10試合連続出塁

2014年5月25日

試合前練習で軽快な動きを見せるヤンキース・イチロー=シカゴ・USセルラーフィールド

試合前練習で軽快な動きを見せるヤンキース・イチロー=シカゴ・USセルラーフィールド

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 前夜の試合で2四球。最近5試合で4四球を記録している。ツーストライクと追い込まれながら、きわどいコースを巧みなバットさばきでファウルにしてしのいだものもあれば、明らかなボール球を見送ったものもある。それでもイチローは「それ(四球)を(狙って)取りにいくということは絶対にない。バッターとしてはそれはやっちゃあいけないこと」と言い切る。

 途中出場の4試合を含め、連続出塁試合は「10」まで伸びた。その間の打率は・360(25打数9安打5四球)。打つ姿勢を見せた結果が高出塁率につながっている。

 二回の守備では今季2個目の補殺を記録した。無死一塁の場面でライト前のゴロ打球を素早い出足で処理し、三塁へ強肩発動。イチローと三塁手の間に入っていた遊撃手のジーターが好判断で返球をカットし、一塁を飛び出した打者走者を一、二塁間でアウトにした。

 送球の際に計算したこと。イチローは「あります」と言ってから「野手が捕れる高さ、(カットマンが)ジーターだったら顔の高さ(に投げる)。サードにはワンバウンドで(一塁走者をアウトにできる)行くような高さですね。今日のはちょっと低かった。僕の思惑とは別のプレー。ランナー(の判断ミス)に助けられただけ」と説明した。

 3点ビハインドからの逆転勝ち。サヨナラ負けした前日の借りを返し、ヤンキースが“鬼門”シカゴでの連敗を「8」で止めた。

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